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    職人さんの積極利用で現場訪問数40%減を達成
    リフォーム施工の品質・証跡管理も円滑に

    株式会社雅住建

    [リフォーム件数] 175件
    代表 大石氏
  • <株式会社雅住建様>は、福岡市を中心として、施工品質にこだわった新築住宅・リフォーム・店舗工事などを手がけていらっしゃる会社様です。職人さんとの円滑な現場共有・連絡やりとりをキズクのトーク機能の活用によって実現され、高い品質を維持した業務効率化を達成されました。今回は、実施された運用ルールとその効果について詳細を伺ってきました。

  • キズク導入のきっかけ・決め手

    “現場に対しての手数を減らしながら、品質管理も行いたい”

    ───  システム導入のきっかけや課題は何でしたか?

    大石氏 現場へ行く回数を減らしたいと思ったことが導入のきっかけです。特にリフォーム施工の場合はお客様がいらっしゃる状態での現場も多く、1つの現場の施工期間も短いため、どうしても担当社員が現場へ足を運ぶ回数が多くなります。そこで高品質を維持しながら現場への訪問数を減らすために現場管理アプリの活用を検討していました。

  • ───  では、その中でキズクを導入いただくことになった「決め手」はどんなところだったでしょうか?

    大石氏 決め手はトーク機能をうまく活用できそうだと感じたことです。キズクの導入前にもメッセージのやりとりにチャットアプリを使用しており、キズクはそのアプリとトーク機能の操作性が近く、導入しやすいと思いました。また、社員だけでなく職人さんとも直接やりとりができる点にとても魅力を感じました。

  • ───  職人さんとはどのようなやりとりをしたいと考えていましたか?

    大石氏 現場を担当する職人さんの募集や仕事分けをしたかったです。
    近年職人さんが不足している状況で、リフォームの規模によっては現場を掛け持ちしている職人さんもいます。「今日は行けるけど、明日は行けない」という状況も珍しくなく、職人さんのスケジュール合せが難しくなっていました。今までも現場を担当できる職人さんを電話やチャットアプリを使用して探すことがありましたが、職人さんによって連絡を取る手段が違ったため、「明日来れませんか?」というようなやりとりを1つのツールでまとめて行うことができれば、もっと楽になると思っていました。

  • 導入の決め手
  • キズク導入・運用に対する工夫

    “職人さんとの現場共有が円滑になり、現場訪問回数が約40%削減”

    ───  導入の際、職人さんたちの反応はどうでしたか?

    大石氏 普段からスマートフォンを利用している職人さんがほとんどで、年齢の高い方でも「孫との連絡のためにチャットアプリは使用したことがある」という人も多いです。キズクの機能の中でもトーク機能は、慣れた操作感覚で使い始められるので、職人さんにも比較的スムーズに使ってもらえたと思います。実際にトーク機能を使った職人さんからは「言った言わないの証拠がしっかりと残るのがいい」と好評でした。現場の写真もたくさん送ってくれますよ。職人さんに喜んで使ってもらえたことで、導入始めのハードルをひとつ越えられたと思いました。

    ───  では、運用に際して工夫された点はありますか?

    大石氏 いくつかルールを決めて、職人さんの入退場の把握や作業内容に関する報告でトーク機能を使用するようにしました。例えば、職人さんには現場に着いたら「到着」のスタンプを、作業が終わったら「本日終了」のスタンプを投稿してもらいます。スタンプだと職人さんにも馴染みがあり、忘れずに投稿してくれます。
    あと、作業中は作業した内容を写真で共有してもらっています。職人さんは丁寧に作業をしてくれているので、こちらの予想以上に詳細な部分まで写真を撮影して報告をしてくれて、とても助かっています。

    もし職人さんだけで現場入りしている場合であれば、作業中のお客さんとのやり取りも報告してもらっています。キズクで詳細に報告を受けていることはお客さんにも伝えていて、現場で何か起こったときの責任の所在も明確にしています。


    大石氏 いくつかのルールのもとでキズクを運用していくと、職人さんとも細かくやりとりができるようになり、現場へ行く回数は約40%減りました。現場に行く回数が減ると品質の担保やトラブルが懸念されますが、キズクでしっかりカバーできていると実感しています。

  • 導入・運用に対する工夫
  • 導入後の効果や改善された点

    “写真での報告が徹底的な証跡管理につながった”

    ───  効果や改善されたと思われる点はありましたか?

    大石氏 写真での作業内容報告によって、証跡管理を徹底できるようになりました。
    例えば、完工から1年以上経過したお客さんから断熱材に関するお問い合わせをいただいたときに、壁で隠れてしまう内部の作業記録もキズクにすべて記録が残っていたので、しっかりとお客さんへ説明することができて、非常に助かったということがありました。従来なら、職人さんたち個人の携帯の中に作業記録があったので確認することが難しかったと思いますが、キズクでは誰が撮影した写真でも一括で管理できたので、完工から月日が経過した事例でも円滑にやりとりを進めることができました。


    大石氏 釘を打った部分、壁の断熱材部分など、工事の品質が売りの職人さんならではの目線で細部まで撮影をしてくれるので、その記録が丁寧な仕事の証明として残って、大いに役立っています。
    キズクに多く施工写真を残してもらいまとめて管理できることは、私自身、職人さんの丁寧な仕事ぶりを改めて実感するする機会にもなりました。写真をキズクに送信すれば、施工写真を職人さんの個人スマホで長期間保管しておかなくても良くなったという点も、キズクの導入で思いがけず良かったことの一つでしたね。

    導入後の効果

    大石氏 ほかには、報告書の作成ツールも効率的な作業に役立っています。今までは報告書を作成するときに、職人さんたちから集めた写真を取捨選択して掲載していたので、手間と時間が非常にかかりました。でも今はキズクで現場ごとに写真をまとめて管理することができますし、出来上がっている枠組みに必要な写真だけ残していけばいいので、劇的に報告書作成の作業が楽になりました。

  • これからKizukuに期待する点

    “職人さん同士のコミュニケーションの場としても活用してもらいたい”

    大石氏 キズクの導入によって、作業内容を詳細まで確認・管理することが可能になり、限りのある人員・時間のなかでも、工事の品質を売りにしながら現場効率を上げることができたと思います。
    今後はキズクのトーク機能を、職人さん同士のコミュニケーションの場としても有効に活用してもらい、私たちも、職人さんたちも、より働きやすい環境作りをしていけたらと思っています。