<株式会社さくら様>は、「快適に笑顔で暮らせる家づくり」「手の届く価格での家づくり」「ECO・エネルギーの新提案」を広め、「喜ばれる住宅」づくりを目指した注文住宅の設計・施工などの事業を手掛けていらっしゃる会社様です。今回は、Kizuku導入後に実感された効果や、現場で利用している業者さんの様子などについてお話を伺ってきました。
─── 導入以前にはどのような課題がありましたか?
小西氏 導入以前には、3時間かけて現場に向かうような場合があり、現場確認に時間がかかっていて、段取りに夜遅くまで残業することもありました。現場の生産性がなかなか上がらない部分もあり、必要以上に時間とお金がかかっている状況に対して、現場写真の共有などの点で、経費を削減する方法はないかと考えていました。
小西氏 それと、業者さんのなかでは、パソコンを使用していない方やガラケーを使っている年配の職人さんなど様々なので、電話やFAXでの連絡以外で、自社発で共通で使えるものがないといけないと思っていました。
─── では、Kizuku導入の「決め手」になったのはどんなところでしょうか?
小西氏 導入の決め手は、コミュニケーションアプリとして簡単に使えて、瞬時に情報を送り共有できることです。以前、他社の業務管理システムを利用していた人も、Kizukuを使ってみて良さを実感しています。Kizukuは、元請けのことより、システムを利用する「業者さん」のことを考えて作られたものだと感じて、その点も導入のポイントでした。
─── 導入前に心配だったことはありましたか?
小西氏 導入前、Kizukuを年配の職人さんが受け入れて、上手に使ってくれるかは心配でした。新しいシステムに、初めは「分からない」「できない」と言う職人さんもいました。
─── 運用に際して工夫された点はありますか?
小西氏 Kizukuにしか図面を乗せないということにして、図面の共有はすべてシステム上で行っています。初めはなかなか大工さんがKizukuを使ってくれなかったので、導入後半年くらいはお願いに現場へ足を運びました。上棟時など、大工さんが集まるところで、Kizukuの良いところをアピールして必要性を感じてもらえるよう工夫しました。今では、60代の方も連絡に使ってくれています。
─── 効果や改善されたと思われる点がありましたらぜひ教えて頂きたいのですが。
小西氏 まず、生産性が上がったことを実感しています。現場監督一人の管理棟数が、5年前には年間平均5棟だったところ、昨年は、一人13.7棟を管理できるようになって、現在、多くて18~20棟を管理している人もいます。今後、年間一人で平均20棟に増やすことも可能だと思います。
石川県外の、車で3時間かかる現場であっても、Kizukuで工程の流れが見えるので、週1回の現場確認が月1回で済むようにもなりました。
メールもいらず、ファイルのアップと確認が全国どこからでも可能だということは、やはりいいですね。
小西氏 元請さんからもデータがどんどん来るので、電話やFAXのみで情報共有していたころは、会社に一度帰らなければならないようなことも、すぐに対応できるようになっています。
小西氏 Kizukuを推している業者さんが多くて、業者さんのほうがマメにKizukuを使ってくれているように思います。システムは、業者さんが使ってくれることが大切です。
大工さんに特別なレクチャーなどは行っていませんが、触っていれば使い方がわかり、問題なく使えています。システムの表示や動作が分かりやすいということの証拠です。
小西氏 あと、Kizukuの受発注などが分けられたシステム構造も、情報漏洩の心配がなくて良いと思います。
小西氏 Kizukuの導入で生産性が想像以上に上がったほかに、想定していなかった効果としては、Kizukuのトークでのコミュニケーションを通じて、業者さんの内面が伝わったということもありました。皆さん良い人ばかりです。
─── 品質管理に関してはいかがですか?
小西氏 部材に関する手直しやトラブル時などにトークでみんなで話ができることで、現場監督と業者さんの意識が近づく効果もあると思います。大勢での会議が非接触でできるのもいいですよね。以前現場で問題になったことは、次の現場では改善されます。
また、お客様から頂いた感謝の言葉をトークで職人さんにお伝えしています。お客さんに喜ばれることで、自然と業者さんのやる気も上がります。
─── 今後Kizukuを利用する中で、期待されていることはなんですか?
小西氏 一番最初にお会いしたのがキズクさんでした。自社と一緒に成長していったように感じています。キズクが開始当初から利用しておりキズクもどんどんアップデートされて使いやすくなりました。
キズクの機能はどんどん増えて行くので使う我々がおいて行かれない様にしっかりと使って行きたいと思います。
次はJHSさんとの連携機能と電子受発注機能の活用を検討しています。