<株式会社カーロポスト様>は、新築・中古住宅の検査や調査を行うほか、新築住宅及びリフォーム工事の設計・管理・施工も手掛ける設計事務所様です。現在、中古住宅の仕入れ・再販を行う株式会社カチタスの協力会社として、Kizukuをご利用いただいています。今回は、カーロポスト様の施工監理業務における、Kizukuの利用状況とその効果について詳しく伺ってきました。
─── 導入以前にはどのような課題がありましたか?
佐藤氏 補強工事では、金物や釘のピッチなど、1部位の施工に対して6か所の写真で確認します。カチタス様の補強工事箇所はとても多いので、施工監理業務として証明のために何回も現場検査に足を運んでいました。
佐藤氏 また、約3名で、耐震補強工事を毎日130件分対応しており、以前は都度の業務連絡で、「電話が鳴り止まない状態」でした。間取り・補強案の急な変更の際に、図面作成に時間がかかってしまうことも、課題でした。
─── では、Kizukuの導入をお聞きになった時はどう思われましたか?
佐藤氏 以前から業務で写真管理アプリを利用していましたが、そこにトーク機能がついているといいなと常々感じていました。カチタス様のKizuku導入を受け、「待ってました」という感じでした。
─── 導入前に心配だったことはありましたか?
佐藤氏 Kizukuの導入に際しては、若手が多いので、不安は感じていませんでした。
実は、Kizukuの操作説明会に参加する前に使い始めていたのですが、その時から直感的に操作できていました。アプリをインストールさえしてしまえば、「見ればわかる」という感覚ですね。
その一方で、高齢化が進んでいて、ガラケーの人も多い工務店でも受け入れられるかは心配でした。
パートナー会社さんたちが集まってKizukuの操作説明を受けたときは、うまく使えない人もいましたが、説明会後、「できないよ!」という話はなかったと思います。
─── 運用に際して工夫された点はありますか?
佐藤氏 マイナススタートより、ゼロスタートと考え、ガラケーからスマホへ乗り換えてもらう戦略をとっています。
「1日でも若いうちにスマホに変えた方が良いよ」と、冗談も言える仲になってから促すと、乗り換えてくれた人もいました。高齢者の多い工務店さんは、慣れ親しんだ環境から変わるのに抵抗があることも多いかもしれませんが、ガラケーとタブレットで、電話をしながら図面を見てもらって、リアルタイム、短時間で図面を完成させ、後にKizukuでみんなに共有する、という使い方もできます。
─── 効果や改善されたと思われる点がありましたらぜひ教えて頂きたいのですが。
佐藤氏 施工監理を行う側として、いざという時に、内容を確認したかどうかの証拠になる、「重要トーク」は素晴らしいと思います。こちらから初めにファイルをアップするときは、定型メッセージと一緒に、重要トーク設定を活用しています。
現場ごとにトークルームが分かれていて、そこを遡れば履歴が残っているのがありがたいです。トークの全てが証拠として残るので、いざ責任問題となったときに、業者さんたち、自分たちの両方を守る「お守り」代わりになるんです。
佐藤氏 他にも、急遽予定が変わり、間取に変更があって元々の補強案ではなくなった場合、間取りの変更がメールで届いた後、変更して、またメールで連絡している間にもまた変更があって、と時間がかかっていた部分も、タブレットの図面を見ながら、リアルタイム・短時間で対応することができています。
佐藤氏 それと、補強箇所1つに対して、確認写真が6枚必要でも、現場で一人でもKizukuが使えれば、画期的です。Kizukuの導入によって、工事をした全箇所の写真を残すことができるようになりました。
─── 今後Kizukuを利用する中で、期待されていることはなんですか?
佐藤氏 Kizukuの機能の中で、特に便利に使っているのが「重要トーク」なので、それがより高性能になってくれたら嬉しいですね。送った重要トークが未読の場合、しばらく経って「見てないですよ」といった再通知があったらいいなと思います。
以前は、1回の電話の間に5件キャッチが入っていて、下から順に対応していっても、次々溜まっていく、という状況で、精神的にも辛いことがありました。「文章で重要なやり取りを残せる」というのは実はすごく重要なことです。
─── Kizukuに対する熱い思いをたくさんいただき、ありがとうございます。
佐藤氏 Kizukuがなくなったら、本当に困ります。これからもずっと運用を続けていただきたいです。