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    ケイアイスター不動産株式会社様 プレスリリースより

    キズク導入率100%により、品質を保ちつつ
    監督一人あたりの年間管理棟数が平均20%増に

  • この度、<ケイアイスター不動産株式会社様>にて、【生産性向上支援アプリ「Kizuku」を独自にカスタマイズ】というプレスリリースを配信されました。以下、プレスリリースの内容を引用しつつ、キズク導入までの過程や導入後の実績についてご紹介させていただきます。

  • 2017年度から2019年度の3年間で約58%増を達成するなど新築販売棟数が増えつつある中で、現場の管理効率化が課題となっておりました。この期間中、Kizuku拡張版の前身としてのKizukuの運用によって、現場監督一人あたりの年間管理棟数が導入前に比べて増加し、全社の建築現場の管理日数率(用地仕入れから物件引き渡しまで)が2018年度から2020年度)で約20%減少する見込みです。

    引用:ケイアイスター不動産プレスリリース(以下同様)

    図:新築販売棟数(棟数率)と全社の建築現場の管理日数率 図:新築販売棟数(棟数率)と全社の建築現場の管理日数率

    Kizuku拡張版の導入率が100%に達した結果、(A)現場監督一人あたりの年間管理棟数が導入前よりも平均で20%増を達成し、現場管理の効率化だけでなく一定の品質を保つことも可能となりました。さらに(B)現場写真や業者提出報告書の提出率が導入前の15%から90%に上昇し、現場写真管理が著しく向上しました。

    「同社には約60名の現場監督が在籍し、現場監督一人あたりの年間管理棟数は首都圏であれば40~45棟、北関東エリアでは約50棟程度というのが現状で、これを平均して60棟以上になることを目指して業務改善に取り組まれています。同社グループ総括本部長は『エリアや時期によって建設棟数にバラつきがあるので一概には言えませんが、(キズクを導入したことで)多くの現場監督が年間60棟をこなすポテンシャルを持ち始めています。』」(引用:ハウジングトリビューン誌)と今後の改善に期待をされています。
    また、キズク導入により写真共有が手軽になったことで施工品質が見える化でき、品質を一定に保ったまま業務の効率化を図ることに成功されています。

    図:監督一人当たりの年間管理棟数 図:現場写真・報告書の提出率 図:監督一人当たりの年間管理棟数/図:現場写真・報告書の提出率
  • ■ 導入の背景

    これまで不動産業界はFAXが主流であったり電話対応の量が多かったりと、働き方において古い習慣が多く残っていることが問題視されていました。そこで当社では現場監督の残業時間削減、建築工事の状況報告の差異による取引会社との手配漏れ等を改善するために、建築現場の可視化を検討しておりました。

    同社は、多数の団体からも高評価を受けるほどデザイン性の高い住宅提案をされつつ、戸建住宅着工棟数で全国3位というポジションから、様々な戦略を打ち出されています。さらなる生産性の向上の一環として、業務の効率化とともに施工品質の可視化の推進を目的にキズクを本格導入いただきました。

  • ■ 導入までの過程

    前記にあるように建築現場に関わる企業や作業者も古い体質が根強く、導入当初はコミュニケーションアプリを受け入れてもらえず、また導入後も普及するまでに時間がかかるなど、多くの課題がありました。
    そこで当社は、下記4点の対策を徹底することにより、アプリの効果を最大限に活用し、導入率100%を達成いたしました。
    ① 慎重なツール選定
    ② スマートフォンの導入から着手
    ③ 取引先のご協力
    ④ アプリのカスタマイズ

    同社グループ総括本部長によると、「『協力業者の方々はもちろん、当社の現場監督のなかにも施工管理アプリの導入に難色を示す人がいました。丁寧に説明をしながら、使いながらメリットを理解してもらいました。』」(引用:ハウジングトリビューン誌)とのことで、導入率100%を達成されるまでには様々な工夫、努力があったことが伺い知れます。
    〈①慎重なツール選定〉では、一度導入してしまうと変更することが難しいため、導入前には試験期間を設け、キズクを含むいくつかのサービスを試験的に使用されました。最終決定の際には、「現場の評価が最も高かったのがキズクだった」と当社としては嬉しい言葉をいただき、これからの運用支援にも精一杯サポートさせて頂こうと気合いが入ったことを覚えています。

  • 急激な新築販売棟数の増加に対応するべく、現場の管理効率化が課題だった同社ですが、見事目的を達成されました。
    今後はより現場の管理効率化を実現できるようなテクノロジーの導入により、社員とお客様の満足度を高めていく取り組みも進めているそうです。
    当社としてもますますの発展に寄与できるよう、引き続きのサポートに取り組みたいと思います。


  • 参考

    ・コミュニケーション・ブック「KEIAI Magazine!」 < 2020/10/20 プレスリリース >
    ・住生活産業総合情報誌「ハウジングトリビューン別冊」(9月発行)

    関連プレスリリース

    ・コミュニケーション・ブック「KEIAI Magazine!」 < 2020/11/10 プレスリリース >